校長室

 

校長室より

 秋晴れの気持ちのいい季節を迎え、学校にも、子どもたちの元気な声が戻ってきました。今年は例年以上に非常に暑かった夏休みでしたが、子どもたちの顔を見ていますと、元気に楽しく過ごしたことが伝わってきます。2学期のスタートに際し、子どもたちに次のようなことを始業式で話しました。

アニメ「ONE PIECE」の作者である尾田栄一郎さんが、
「この世は、思った通りになるのだそうで。
 思った通りにならないよと思っている人が、
 思った通りにならなかった場合、
 思った通りになっているので、
 やっぱりそれは、思った通りになっているのだそうで。」
という言葉をコミックに掲載していました。尾田さんが伝えたいのは、例えば「2学期は、毎日本読みをする」と強く思っていると、思った通り毎日本読みをするようになるということ。また、「毎日は無理や」と思っていると、本読みをしない日があるようになり、それは、自分が無理やと思った通りになっているのだということを言っているのですと説明しました。

 今日、この2学期のはじめにあなたたちに伝えたいのは、事をなす前から、「私にはできません」「そんなん無理やわ」とか「そんなことをして何の役に立つん」と思わないでほしい、言葉に出さないでほしい、ということ。時々、そういう言葉をあなたたちが声に出しているのを聞くと、そんなに簡単に自分のことをダメな人間やってきめつけないでほしい、もっと、自分自身を信じてほしいと伝えました。

MLBで活躍している大谷翔平選手も
「無理だと思わないことが一番大事だと思います。
 無理だと思ったら終わりです。」
と語っています。そして、思った通りになるよう努力を続けているのですと。

 2学期は、たくさんの行事のある学期でもあります。自分の目標を立て、それができるようになるよう、あきらめず努力を続けていってほしいと思っています。私たち教職員も、子どもたちのやる気を引き出し、達成感を持たせることができるよう指導していきたいと考えています。2学期もどうぞよろしくお願いいたします。

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「思いやりの心をもって、つながり合い学び合う子どもの育成」


をスローガンに掲げ、『だれもが通いたくなる学校』を目指します。『だれも』は、子どもたち・ご家庭の方々・地域の方々・関係諸団体の方々・教職員など学校に関わる全ての方々を意味しています。三日市小学校を媒体としてつながる全ての方々が通いたくなるということです。大きな行事や学年での取組みは勿論のこと、小さな日常の出来事や何気ない言葉のやり取りにも、子どもたちは心を動かすものです。様々な場面で、子どもの心は成長すると思います。心をどのように動かすのか、その方法が子どもたちの自己実現への意欲と成長を支えると考えます。日々の取組みをこれまで以上に大切にしていきたいと思います。子どもの心が動くのを感じると、周りの大人たちの心も動きます。子どもたち・ご家庭の方々・地域の方々・関係諸団体の方々・教職員など子どもたちの成長に関わる『だれも』が、子どもたちを中心としたつながりの中で心を動かし、『だれもが通いたくなる学校』を今年も目指します。

 保護者や地域の皆様におかれましては、本校教育活動に引き続き、ご支援ご協力の程どうぞよろしくお願いいたします。


三日市小学校 校長 小滝 孝文 

 

校長だよりは「学校だより」に掲載されています。