平和について考えよう
5月28日~30日に、3年生の修学旅行がありました。
初日の平和記念公園での平和学習。
最初の平和セレモニーでは、川を挟んで原爆ドームを正面に見ながら、生徒代表が宣言文を読み上げ、平和の歌「折り鶴」の合唱。生徒の伴奏に“被爆ピアノ”を貸してくれることに驚きました。
外国でも演奏に用いられたものだそうです。
ピアノの音色に乗せて、みんなが声を合わせて平和への思いを歌いました。
居合わせた日本人だけでなく、外国からの観光客も静かに耳を傾け、終わった時に拍手をしてくれました。言葉はわからなくても、思いは伝わるのだと改めて感じました。
終了後、班ごとにガイドさんに当時の様子を話してもらいながら平和記念公園内を見学しました。河原に腰を下ろし、ガイドさんの語りに熱心に耳を傾けている姿がとても印象的でした。
「平和とは 『行ってきます』 と言って家を出た人が、何事もなく 『ただいま』 と帰って来れることです」~被爆二世の方から聞いた言葉です。
「オスロ国際平和研究所」によると、2024年に世界で起きた、国家が関わる紛争は世界36か国で61件、第二次世界大戦が終結した翌年(1946年)以降最多。
戦闘に関連して亡くなった人は約12万9000人で、冷戦終結後4番目の多さだそうです。
日々私たちが何気なく交わしている会話も、「当たり前」ではない世界があります。
今年は太平洋戦争終戦80年の節目の年でもあります。
全校生徒が戦禍で苦しむ人が少しでも減るために自分はどうするべきか、何ができるかを考え、実行して欲しいと思います。
